その134“持続可能な世界へ” 第1回「カーボンニュートラル」編
●カーボンニュートラルとは?
地球温暖化を引き起こす原因とされるCO₂など温室効果ガスの削減を狙い、CO₂の排出量と吸収量を同じとすること。
日本政府は2050年までのカーボンニュートラル達成を目標とした。
●カーボンニュートラルを実現するためには
Ⅰ 省エネ
「見える化」
自分たちの使っているエネルギー量、CO₂排出量を見えるようにする。
「減らす」
CO₂排出量を減らす方法は6つ。ヤメル、トメル、サゲル、カエル、ナオス、ヒロウ
Ⅱ 再エネ
再エネとはCO₂排出を伴わない再生可能エネルギーを使うこと。例えば、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、地熱発電、水力発電、太陽熱利用などが再生可能エネルギーです。
Ⅲ 生物多様性
森林の樹木は光合成でCO₂の吸収を行うため、この樹木を守ることがCO₂削減につながります。
そして、樹木を守るためには生物全体の多様性を守ることが必要となります。
●カーボンニュートラルに対する企業のあり方
カーボンニュートラルはすべての企業において必須のものとなります。そして、ここから新しい技術を創出することで企業のビジネスチャンスが生まれ、企業内イノベーションを引き起こすきっかけとなります。
デジタル化
センサー、システムなどを用いた「見える化」により
「減らす」活動を推し進める
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イノベーション
新しい技術による製造業の変革と製造以外の新規事業への
創出を両立する
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●カーボンニュートラルによる街づくり(遠州地区)
浜松のカーボンニュートラルによる街づくりについて、こんなことを考えています。カーボンニュートラルは街を変えていきます。
環浜名湖クリーンエネルギー
浜名湖地区でのカーボンフリー電力の創出
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Well-beingの街
自然を取り入れたWalkableな街
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天竜の森における生物多様性
森林の中でCO₂を抑えた暮らし
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CNを考えた製造業
業態・規模に合わせたCN活動の推進
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伝送モビリティと自動運転の街
人・物・情報、さらに街がつながっていく
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Well-being:個人や社会が、経済的・社会的・環境的によい状態であること。
walkable:歩いて移動できる
電動モビリティ:電気を使ったのりもの