夢への扉

その119 理念・パーパス・アイデンティティ④「パーパスとは何か?」編

理念とパーパス・アイデンティティのシリーズ第4回目として、「パーパスとは何か?」について話をします。パーパスとは、英語で目的という意味であり、ここでのパーパスとは、自分たちが存在する目的、自分たちの存在意義という意味になります。それは、「私たちは何のために働くのか?」、「私たちは、どのように社会に貢献していくのか?」という問いの答えとなります。
 
 
私たちの存在意義とは、「あらゆる社会的課題を解決することで、私たちの住む社会に貢献する」ことです。それは、これまでの製造業だけではなく、サービスやソリューションといった領域も含め、世界中の人たちの笑顔をつくることであり、この笑顔を次の世代へとつないでいくことです。
 
●今月の一冊
「予測不能の時代」   矢野和男 著
今起こるコロナ感染症、異常気象、人権問題、紛争など、我々を取り巻く状況は「予測不能の時代」にあるといえます。その中で大切なことは、これまでのルールや常識に囚われることなく、目的にこだわることです。時代が変わるということは、私たちはその時代の変化に合わせて常に変わっていかなければならない、そして、そのためには変わらない目的を持つことが必要です。その不変なる目的とは、「人の幸せ」であり、その幸せの主語は、私ではなく、私たちです。「幸せとは、状態ではなく自分が行う行為のことである」と本には書かれていました。パーパスにピッタリの1冊でした。