夢への扉

その85 「リーダーの心得」編

皆さん、夏休みはどのように過ごしましたか?お盆休みに台風10号が西日本を直撃し、やむなく休みの計画変更した方もいたかと思います。私も、台風の影響もあり計画していた旅行も中止。家の片付けや読書など、ゆっくりとした夏休みとなりました。今回は、そんな夏休みに読んだ本に書いてあったことを紹介してみたいと思います。題して「リーダーの心得」です。

 

1.夢と希望を持つ

リーダーは、グループの夢と希望を描くとともに、その夢を強く思うことが必要です。そしてその夢は、より具体的で、絵のように描ける「ビジョン」でなくてはなりません。具体的であればあるほど、グループの仲間たちに共鳴を与え、リーダーの夢は一人の夢ではなくなり、全員の夢となります。まずは、ビジョンを描き、強く思うことです。

 

2.目標を描き、実現する

次に、リーダーは目標を決めます。その目標は、メンバー全員が納得できる範囲の中で、最高となる具体的な数字を設定します。そして、その目標をメンバー一人ひとりの目標とすべくブレイクダウンしていきます。メンバーには、その目標を達成することの意義、目標の数字の意味をしっかりと伝え、目標が絶対に達成できるとメンバー全員に思わせることです。リーダー自らもその目標に対し、誰よりも努力し、何があっても言い訳することなく、ただひたすらに慢心するのです。メンバーは、リーダーの一挙手一投足を見ています。

 

3.新しいことに挑戦する

リーダーは常に変革を志さなくてはなりません。なぜならば、現状に甘んずるのは退歩であり、挑戦なければ必ず衰退する道を歩むことになるからです。これまでの慣習や形式にとらわれることなく、自分たちの夢を固く信じ、勇気をもって進んでいくのです。人の能力は無限です。今現在の能力を捉えるのではなく、みんなの無限の可能性を信じ、目標に向かって、各自の能力を高めていくのです。新しい物事への挑戦は、スタートは楽観的に、計画は悲観的に綿密に、そして実行は超楽観的に進めていくのです。

 

4.信頼と尊敬を集める

リーダーには、みんなをまとめていく求心力が必須です。そのためには、リーダーはメンバーから信頼と尊敬を集める人間的資質が必要とされます。それは、何かの能力的に秀でているということだけではなく、より大切なのは、リーダーが人間的魅力に富んでいるということです。仲間のためには自己犠牲をもいとわない勇気を持ち、そして何があってもいつも笑顔で前を向き、周りを明るくすることができる人です。

 

5.思いやりの心を持つ

リーダーの心の根底には、思いやりの心がなくてはなりません。この思いやりの心がリーダーの究極の資質なのです。この心がなければ、一時的に成功は治められたとしても、永続的な幸福は得られることができません。

 

 

なかなか難しい話ではありますが、これは、ひょっとして会社の中の上司と部下、全ての上下関係に当てはまることだと思いました。そしてそれは、会社の長である社長の私に一番必要なことだと思います。ここにあることが、全部できないとしても、一つでも多く、少しでも近づいていくことが、リーダーのなすべきことだと思います。“厳しくも、優しく”この心だと思いました。