夢への扉

その60 「Team SOMIC, With Speed !」編

「2025年長期方針」について語る、第3回目はスローガンである「Team SOMIC, With Speed !」です。
 
「Team SOMIC,With Speed!」
 
 スローガンにはTeam SOMIC という言葉を入れましたが、皆さんはチームというとどんなチームを思い描きますか?チームとは何でしょうか?人が集まればチームと呼べるのでしょうか?下の3つの図は、A~Fの6人がチームを組んだものです。いずれも私が考えるチームの姿であり、STEP1から3にチームが進化していく様子を描きました。
 
 
STEP1:リーダーが引っ張るチーム
 とりあえずリーダーに指名されたAが全体を引っ張るのですが、周りのメンバーB~Fは何をやって良いのかさっぱり分からずAに付いていくだけ、時には文句を言う人も出ます。Aの頑張りで結果は出ますが、結果のレベルはAの力量次第であり、チームとしてはまだ未成熟です。
 
STEP2:足し算のチーム
 リーダーであるAは、何をやりたいかをメンバーに話し、B~Fのメンバーそれぞれの役割を決めました。メンバーは、それぞれの役割を基に自分で考え動き出します。すると、チームの力はリーダーの力量で決まるのではなく、メンバー全員の力の総和A+B+C+D+E+Fとなり、足し算のチームへと変わりました。また、メンバーCはリーダー以上の力を発揮し、新しいリーダーの芽が育ちました。
 
STEP3:掛け算のチーム 
 
 次にリーダーはチームのコンセプトを決め、それをメンバーとミーティングや時には宴会などを通じ話し合いました。するとメンバーは、チームとしての方向が分かり、情報を共有することで自分の担当以外のことでも手を出せるようになり、自然とお互いに助け合うようになりました。時には、リーダーが知らない所でも、メンバーが自分の判断で協力し合いました。この時チームは、リーダーが予測したはるか先の結果を得られるようになり、チームの雰囲気も一変しました。チームは1+1が2以上の結果を生み出すA×B×C×D×E×F、掛け算のチームになったのです。これが私の理想とするチームのカタチであり、チームが一つになるということだと思います。
 
 
 これからの時代は、環境・政策・経済・技術とあらゆるものが大きく変化をしていきます。その中で、自分たちが生き抜いていくためには、個人の力だけではなく、ソミックが大きな理念・目標を共有しながらも、それぞれが機動力を持った小集団の集合体であるべきだと思います。その思いが、「Team SOMIC, With Speed!」という言葉であり、この“Team” が必ず次世代をつなぐ人たちを育てていくと思っています。