夢への扉

その117 理念・パーパス・アイデンティティ②「なぜ今、パーパス・アイデンティティなのか?」編

理念・パーパス・アイデンティティのシリーズ第2回目として、「なぜ今、パーパス・アイデンティティなのか?」について話をしてみたいと思います。ソミックには106年の歴史があり、それは、その時代時代の大切な考え方を受け継いできた歴史だと言えます。そして、その大きな歴史の流れの中で今、パーパスとアイデンティティという新しい考え方を作ってきました。そこで、今回のお話です。
 
 
これまでの歴史から受け継ぐべき考え方である理念を大切にしながらも、私たちは現在の大きな外部環境の変化を読み、変わっていかなくてはなりません。この複雑で予測不能な時代の中で、自分たちで自分の未来を描くことで自分たちの存在の目的を明確にし、また、自分自身を再定義することが重要となります。これが、パーパス・アイデンティティであり、これが今、パーパスとアイデンティティを作った理由です。
 
<今月の一冊>
「シン・二ホン」   安宅 和人 /著
この本は、デジタル化が進んでいくこれからの時代において、日本がどのようにして再生できるのか、そしてそのためには、人材育成が欠かせないということを解説している本です。
今、AI、デジタル化を進めていく中で、求められる人材とは、
① ある特異な領域を持つ人、② 夢を描き、つないで形にする人、③ 人を惹きつける魅力を持つ人、と書かれています。そして、これからの日本の未来を仕掛ける
担い手は、若者です。「シン」とは、新、真、神、といった意味を持つ言葉です。